
RedditのArduinoコミュニティ「/r/arduino」で、4つのつまみで操作するLEDアート「PatternFlow」が話題を集めている。投稿主はユーザー名GlumPiece7281氏(GitHubではengmung)で、12日前に試作機の動画を投稿したところ予想を大きく上回る反響があり、そこから12日間でPCB設計、ハードウェア入れ替え、完全オープンソース化までを一気に進めた経緯を改めて投稿した。
最初のバージョンは可変抵抗器4つでLEDの色や速度を制御する試作機だったが、まずKiCadで自身初となるPCBを設計し直した。次に、4つのポテンショメーターをすべてプッシュスイッチ付きのロータリーエンコーダーに置き換え、それに合わせて筐体の3Dモデルも作り直した。ケースは新基板とエンコーダーが収まる寸法で再設計されている。
成果物はすべてGitHubで公開されている。リポジトリには回路図、PCB製造用のGerberファイル、ケースの3Dモデル、ファームウェアが揃っている。投稿主は別途専用ウェブサイトも立ち上げ、英語と韓国語の両方でこの30日間のビルドログを書いている。パターン生成のロジックは数学的な波関数を組み合わせる方式で、コメント欄でデモシーンの古典的なプラズマエフェクトとの類似性を指摘されたところ、投稿主自身も「次のアップデートで取り入れたい」と応じている。本人は「自分はデザインの学生で電気工学の人間ではない」と前置きしつつ、必要なものを必要なだけ学んで作っているとのことだ。
ロードマップとして、まずLED側のセットアップを完全に安定させた上で、音に反応してパターンが変化するオーディオリアクティブ機能の追加が予定されている。動画形式のビルドガイドも準備中という。投稿主は「フォーマルな展示会に足を運ばなくても、自宅で個人のメディアアートギャラリーを持てる状態を作りたい」と、プロジェクトの動機をコメント欄で語っている。

