ドアが開いたらTelegramに通知、消費10µAのESP32イベント検知器

ドアが開いた、窓が動いた、郵便受けに手紙が入った。こうしたイベントを検知してTelegramに通知を送るESP32デバイス「ESP-Guard」を、shinysn0w氏がGitHubで公開した。ディープスリープ中の消費電力はESP32チップ単体で約10µAで、バッテリー駆動での長期運用を前提に設計されている。

ESP-Guardは普段ディープスリープ状態にあり、センサーの状態が変化したときだけEXT1ウェイクアップで起動する。起動後はWi-Fiに接続してTelegramのBotにメッセージを送り、すぐにスリープに戻る。カウントダウンフェーズ(一定時間の警戒待機)でもRTCメモリーに状態を保存してスリープするため、待機中も電力を浪費しない。磁気センサーやリードスイッチをドアや窓に取り付ければ、開閉のたびに通知が届く。

設定は本体にハードコードせず、ESP32がアクセスポイントとして立ち上げるキャプティブポータル(Webポータル)からWi-FiのSSIDやTelegram Botのトークンを入力する。433MHzの学習型キーフォブリモコンにも対応し、ボタン操作で武装(アーム)、解除(ディスアーム)、ポータルの起動を無線で切り替えられる。

ローカルでの警報にはパッシブブザーとRGB LEDを使い、音と光を消す「ステルスモード」も備える。ファームウェアの更新はWebメニューからOTA(無線アップデート)で実行できるため、設置場所からESP32を取り外す必要がない。

なお、約10µAのスリープ電流はESP32チップ単体の理論値で、開発ボードではUSBブリッジやレギュレーターが電力を消費するため数値は大きくなる。shinysn0w氏は消費電力を実測できるカスタム基板の設計を今後の課題に挙げている。Redditのコメント欄では、Seeed Studio XIAO ESP32S3がディープスリープ15µAでLiPoチャージャー回路も内蔵している点が参考情報として寄せられた。

関連情報

ESP32-based wireless control: breadboard with receiver, status LED, magnetic switch, and orange wires; 433 MHz remote nearby.

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