ペットボトルを水源にした虫の給水ステーション、3Dプリント用データを無料公開

夏の暑い日、庭にやってくるミツバチや虫たちに水を用意したい。ただ、浅い皿に水を張るだけだと、虫が溺れたり、すぐに干上がったりする。mosselini1氏が公開した3Dプリント用の「Improved Insect Water Station」は、ペットボトルを水源に使い、虫が安全に水を飲めるようにした給水ステーションだ。

仕組みはこうだ。土台にはハニカム状の足場が並び、その周りを浅い水路が走る。ミツバチやクモなどの虫は、足場に乗って水路の水を飲む。水は、逆さに挿したペットボトルから供給される。ボトルの水が減ると、水路へ自動で補充されるので、こまめに足す手間がいらない。ボトルを満たして逆さにねじ込み、設置したい場所で180度返すだけだ。

この作品は、製作者が自分の旧作を改良したリミックスだ。足場のハニカムに傾斜を付け、ボトルの接続部と土台のつながりを見直し、ドアの設計を変えて印刷しやすくした。小型版も用意されている。パラメトリック設計で、Fusionのファイルも添えられているため、寸法を自分の環境に合わせて調整できる。

使う際の注意点も示されている。屋外で水を扱うため、多孔質でなくUVに強いPETGやASAでの印刷が勧められている。製作者は、PETボトルのプラスチックに近いPETGを薦める。また、3Dプリントの工程で残った汚れで虫を中毒させないよう、よく洗うこと、食品に使えるレジンで表面をコートするとより安全だとしている。

設計データは、Printablesで無料でダウンロードできる。水の出方は、ボトルのねじ込み具合や大きさ、設置面の水平さで変わるため、うまく流れるよう調整が必要になる。庭やベランダに置いて、虫の様子を眺めるのも面白いだろう。

関連情報

Yellow hexagonal-patterned plastic base with a central nozzle and a bee on it.

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