スマホのナビ画面を安価なESP32にミラー、自転車用GPSディスプレイを自作

自転車で道を確認するのに、スマホをハンドルに付けて使う人は多い。ただ、日差しや雨で画面が見づらかったり、明るい地図表示とGPSで電池が減ったり、走行中に触るのが危なかったりする。かといって、専用のサイクルコンピューターは高い。malaq88氏は、スマホのナビ画面を安いディスプレイに映すことで、この問題を解こうとした。

作った「DisplayConnect」は、スマホのGoogle Mapsのナビ画面を、自転車に付けた小さなディスプレイにWiFiで映す。使うのは「ESP32 CYD」(Cheap Yellow Display)と呼ばれる、ESP32と2.4インチの液晶を1枚にまとめた基板で、製作者によると数ドルで手に入る。スマホは地図とルート案内を担い、ハンドルの画面はそれを映すことに徹する。

仕組みはこうだ。Android側のアプリが、画面をキャプチャする仕組み(MediaProjection)で表示中の地図を取り込み、ディスプレイに合わせて240×320の大きさに縮め、JPEGに圧縮する。その画像をWebSocketでESP32へ送り、ESP32側はJPEGをデコードして液晶に描く。通信量を抑えるため、画面が変わったときだけ送る設定もある。

スマホ側のアプリはKotlin、ESP32側はArduinoで書かれ、ライセンスはMITで公開されている。1つ制約がある。Google Mapsは一部の画面で、画面のキャプチャを禁じる仕組み(FLAG_SECURE)を使うため、ミラーすると黒い画面になることがある。これはAndroidとGoogle側の制約で、WiFiやESP32の問題ではないと製作者は説明する。

まだベータ版だが、専用機を買わずに、手持ちのスマホと安価な基板で自転車用のナビ画面を仕立てられる。サイクリングでナビを見やすくしたい人にとって、参考になる作り方だろう。

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Two smartphones side by side displaying a navigation app with a blue map and route lines, showing turn-by-turn controls at the bottom.

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