クラウド不要のスマートホーム用キーパッドを自作、シンプルなデザインで6カ月電池不要

玄関にスマートホーム用のキーパッドを付けたい。ただ、市販のZigbee対応キーパッドは、高価だったり、コンセントからの給電が要ったり、特定のエコシステムに縛られたりする。見た目も、壁になじむとは限らない。そこで2dom氏は、スリムで配線の要らないタッチキーパッドを自作した。

大きさはお菓子のディスペンサーほどで、電池駆動だ。1回の充電で約6カ月動く。Zigbeeで、すでに使っているコーディネーターと通信し、キーに触れるとディープスリープから即座に目覚める。

中身は3層構造だ。前面はタッチマトリクスのPCBで、数字とクリア、エンターの12個のボタンを並べる。ラベルは別のシールではなく、基板のソルダーマスクに直接印刷した。中段には1300mAhのLiPo電池とESP32-C6の開発ボード、タッチを読み取るMPR121を収め、裏蓋は3Dプリント製でネジを使わずクリップで留める。

設計でいちばん苦労したのは電池の持ちだという。10秒間タッチがないと、ファームウェアはすべてを止め、MPR121を最も遅いスキャンに落とす。次に指が触れると、割り込みでマイコンが起き、ミリ秒で反応する。これで1日に数回の利用なら約半年もつ。電池の電圧と残量はZigbeeで送るので、Home Assistant側で電池切れの前にアラートを出せる。

入力したコードはHome Assistantのセンサーに渡り、付属のサンプルでドアの開閉やカバーの上げ下げに割り当てられる。ファームウェアはZigbee用だが、ESP32-C6は802.15.4の無線を内蔵するため、無線部分を差し替えればMatterやThreadにも回せるという。ファームウェアはMIT、ハードはCERN Open Hardware Licenseで公開されている。壁になじむ自作のキーパッドがほしい人にとって、参考になる作り方だろう。

関連情報

Access keypad with numeric keys 1–9 and 0, plus '#' and backspace, mounted on a concrete wall

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