
Bvio Techが、パソコンの画面をHDMIで受け取り、USB経由でキーボードとマウスを操作する装置「Violoop」のクラウドファンディングをKickstarterで実施している。出荷は2026年11月を予定する。
つなぎ方は単純だ。パソコンのHDMI出力を箱に入れ、箱のUSBをパソコンにつなぐ。パソコン側から見ると、Violoopは普通のキーボードとマウスとして認識される。ソフトウェアを入れる必要はなく、WindowsでもmacOSでもLinuxでも同じように動く。付属するのは電源用のUSB-Cケーブルと、USB-C同士をつなぐOTGケーブルの2本になる。
中身は2つのチップに分かれている。RockchipのRK3576が8つのコアとAI処理用の回路を持ち、最大26 TOPSで画面の解釈と作業の段取りを担う。ローカルでQwen 8Bの4ビット量子化版を動かし、毎秒53トークンまで出るとしている。HDMIは2.0で、4Kを30Hzで取り込む。
もう1つがSTM32のセキュリティチップで、こちらがキーボードとマウスの操作と、本体の確認ボタンを制御する。画面を読んで計画を立てる側と、実際にパソコンを操作する側を、別のチップに分けた構成になる。
止める仕組みを物理ボタンに置いたのがこの製品の特徴だ。危ない操作に差しかかるとVioloopは止まり、利用者がボタンを押すまで先へ進まない。スマートフォンのアプリからは、パソコンの画面をそのまま見ながら、作業の一覧と段取りと進み具合を確認でき、遠隔から指示を出したり操作を承認・拒否したりできる。
学習の対象も示している。200を超えるアプリケーションで動くよう訓練し、視覚の処理は1万を超える実際のソフトウェア画面で試験したという。過去のやり取り、よく使う手順、ファイルの名前の付け方、承認の傾向を本体に覚えさせ、次に使うときに引き継ぐ。記憶は本体に残り、対話のたびに文脈を説明し直す必要がないとしている。
価格は最も安い早期割引で3128香港ドル(約6万2000円)、2台組が5951香港ドル(約11万8000円)、10台組が2万8216香港ドル(約55万9000円)になる。いずれも送料と税を含む。
Bvio TechにとってKickstarterでの資金調達は今回が初めてになる。

