xToolがレーザーカッター「X1」を発表、光源を後から足して5種類に対応

xToolが2026年8月28日、レーザーカッター「xTool X1」を発表した。CO2と半導体の2種類のレーザーを最初から積み、あとからファイバー、MOPA、UVのモジュールを足せる。材料が変わるたびに機械を買い足す必要をなくす、という考え方で作られている。価格と発売時期は公表していない。

追加のしくみは「Laser Swap」と呼ぶ。増設した光源の光を共通の経路に通し、中央にあるガルバノヘッドへ導く。用意されるのは30Wのファイバー、60WのMOPA、5WのUVで、今後さらに種類と出力を増やすとしている。ガルバノヘッドとは、2枚の鏡の角度を高速で振ってレーザーの狙いを動かす装置で、彫刻の速さを稼ぐために使われる。

本体側の構成は「Hybrid Motion」と名付けられている。55WのCO2ヘッドと、20Wの半導体レーザーを組み込んだガルバノヘッドを持ち、レール上を動くガントリーの移動と、鏡による走査を4軸で同期させる。加工速度は最大6000mm/sとしている。従来は、細かい彫刻を速く進めたければガルバノ機、大きな材料を切りたければガントリー機と、用途ごとに機械を選ぶ必要があった。

筐体には別の工夫がある。4000トンの高圧ダイカストで、自動車に使う種類のアルミ合金を成型した「UniCast Frame」を採用した。従来なら約100点の部品と268本を超えるねじで組み上げていた構造を、3つの一体成型品に置き換えている。 組み立てで生じる寸法のばらつきを減らし、4軸が高速で動くときの精度と熱の安定を保つ狙いだ。

X1について公表されていないものは価格だけではない。加工できる範囲の寸法、同梱される構成、地域ごとの発売時期のいずれもリリースに記載がない。5種類のレーザーのうちどこまでが本体に含まれ、どこからが別売なのかも明らかにされていない。

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