中国のロボットメーカーUnitree Roboticsは2026年5月12日、有人操縦型の変形メカ「GD01」を公式Xアカウントとウェイボーで発表した。価格は65万ドル(約1億円)からで、搭乗時の総重量は約500kgと公表している。同社は「世界初の量産対応有人メカ」と位置づけており、民用車両として分類する。

公開されたデモ映像では、Unitree創業者のWang Xingxing氏が胴体部のオープンコックピットに搭乗して操縦し、レンガ造りの壁を腕で破壊した後に機体が前傾して四足歩行形態へ移行する様子が確認できる。身長は約2.7mで大人の2倍超の高さがあり、二足歩行と四足歩行を切り替える変形機構が外観上の最大の特徴だ。バッテリー持続時間や自律制御範囲など詳細スペックは非公開で、コックピットはオープンフレーム構造のため天候への対応も未確認の状態にある。
Unitree Roboticsは浙江省杭州市に拠点を置き、四足ロボット「Go」シリーズや「B2」シリーズで量販市場を開拓してきた。その後ヒューマノイドロボット「H1」「G1」「H2」「R1」へとラインナップを広げており、G1は2万6900元(約62万円)という低価格帯を打ち出したことで話題を集めた。2021年のCCTV春節ガラや2022年北京冬季五輪開会式への参加でも知名度を高めている。

GD01の発表は、同社が上海STAR市場でのIPO申請(規模は約42億元、約970億円)を進める時期と重なる。同社は有人メカの想定用途としてテーマパークや商業展示を挙げているが、日本・欧米への展開スケジュールや各国の規制認可に向けたロードマップは現時点で示されていない。

