直径11.8mm狭所向け小型ロボット用オムニホイール、クラファン開始

米国デラウェア州のVinci Innovaは、直径11.8mmのオムニホイール「Vinci Micro Omni Wheels」のクラウドファンディングを、2026年11月6日にCrowd Supplyで開始した。オムニホイールは外周に小さなローラーを並べた車輪で、これを使うロボットは車体の向きを変えずに横や斜めにも進める。同社は市販のオムニホイールについて、小型のロボットには大きすぎると指摘し、狭い場所で動くロボット向けに小さく作ったと説明している。

ホイールの幅は7.65mmで、骨格はABS樹脂、外周に並ぶ6個のローラーはシリコーン製だ。軸穴は1.5mmと2mmに対応し、ねじや接着剤を使わずに軸へ押し込んで固定する。

同社はキャンペーンのページで、市販の3製品と寸法と価格を比べている。比較の相手はgoBILDAの直径32mm、Nexus Roboticsの38mm、AndyMarkの50mmのオムニホイールで、幅はそれぞれ14.4mm、23.4mm、27.5mmだ。1個あたりの価格は、Vinci Micro Omni Wheelsが9.83ドル(約1600円)、ほかの3製品が13.48〜15.66ドル(約2100〜2500円)とされている。

同社が挙げる用途は、小型の移動ロボット、多数の小型ロボットを群れで動かす研究(スウォームロボティクス)、研究や教育用の試作機、狭い場所の点検などだ。ホイールを使ったデモ用ロボットのCADデータとソースコードも公開するとしているが、ロボットが完成してからリンクを載せるとしており、2026年11月8日時点ではまだ公開されていない。

同社は成形した樹脂の部品とシリコーンのローラーを組み立ててホイールを作る。同社によると、製造できる数は月10万個までで、寸法と回転の滑らかさを検査してから出荷する。販売は6個のホイールを樹脂の筒に入れた1セット単位になる。

価格は6個入りで59ドル(約9300円)に設定されている。送料は米国内が無料で、ほかの国へは12ドル(約1900円)かかる。出荷予定は2027年2月28日だ。支援の受け付けは2026年12月17日(米国太平洋時間)までで、注文の処理と配送はCrowd SupplyとMouserが受け持つ。

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