ラズパイがデスクトップにドックを追加、有効にするまで従来の見た目を維持

Raspberry Piが2026年9月15日、Raspberry Pi Desktopにアイコンドックとグラフィカルなランチャーを加えた新しいOSイメージを公開した。同社でデスクトップを担当するSimon Long氏は、新機能はすべて任意で、有効にしない限り見た目も操作感も従来と変わらないと強調している。

Raspberry Pi Desktopはタスクバーとステータスアイコンとメインメニューという構成を10年以上変えてこなかった。Long氏はこれをWindows 95やApple System 7に近い設計だと書き、学習なしで誰でも使える点を守ってきたと説明する。今回は、ほかのデスクトップで一般的になった機能を選べる形で足した。

最も大きいのがアイコンドックだ。既存のタスクバーの置き換えにも、併用にもできる。ドック用に2つのウィジェットが加わり、1つはラズベリーのアイコンから開くランチャー画面で、メインメニューにあった全アプリケーションをアイコンで並べる。ドラッグで並べ替えられ、検索欄で絞り込める。もう1つはよく使うアプリと開いているウィンドウをまとめて示すタスクリストで、起動中のアプリには開いているウィンドウ数が重なる。

ドックの色、位置、アイコンの大きさはControl Centreの「Dock」ページで変え、要望が多かったという自動的に隠す機能も付いた。「Widgets」ページで、どのウィジェットをタスクバーとドックのどちらに置くかを配置できる。

試しやすいように、「Defaults」ページに3つのプリセットが用意された。「Dock」はタスクバーを空にしてドックにすべてを移し、「Taskbar / Dock」はランチャーとタスクリストだけをドックに置いてステータスアイコンはタスクバーに残す。「Taskbar」は従来どおりになる。Long氏自身は「Taskbar / Dock」で使っているという。

見た目以外の変更もある。壁紙はこれまでファイルマネージャーのpcmanfmが描いていたが、デスクトップにアイコンを置かないなら、軽量なswaybgに任せてメモリーを節約できる。同社はメモリーが2GB未満の機種でこの「Active Desktop」を切ることを推奨し、起動時に通知を出すようにした。ドック系のプリセットを選ぶと初期状態で無効になる。リムーバブルドライブの自動マウントは、ファイルマネージャーが常駐しなくなるため、ejecterプラグインに移された。

ほかに、時計のアナログ表示、キーボードショートカットを編集する「Shortcuts」ページ、スクリーンショットの保存先を選ぶダイアログが加わった。

新機能は新イメージに含まれるほか、既存のイメージでもapt full-upgradeで入る。いずれの場合も、ドックはControl Centreで選ぶまで有効にならない。

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