Nike新型3Dプリントスニーカー「AIRMAX 1000.2」、ソール改良で印刷を高速化

Nikeとドイツの3Dプリント靴メーカーZellerfeldが、フル3DプリントスニーカーAIRMAX 1000の更新版「AIRMAX 1000.2」を発表した。本体はオールブラックのワンピース構造で、Zellerfeldが2026年5月4日から7日まで自社サイトで抽選販売(179ドル、約2万8100円)し、5月7日からはNikeのアプリで200ドル(約3万1400円)で販売される。ただし、Nikeでの販売は欧米限定で国内での販売予定は現時点で発表されていない。Nikeは今回のアップデートを「ソフトウェアのアップデートのように、リリースごとにジオメトリー・性能・印刷効率を磨いていく」アプローチと位置付けている。

前モデルAIRMAX 1000からの変更点はアウトソール側に集中している。ヒールには「AIRMAX 1000.2」の刻印が入り、これまでアウトソールの領域ごとに混在していた平滑面とダイヤモンド格子のラグは、全面が均一なストライプ状の溝に置き換えられた。形状とラグ設計の見直しは履き心地を損なわずに印刷時間を短縮するための工夫で、組立工数と材料ロスの削減につながるとNikeは説明する。1987年のAir Max 1譲りの波打つマッドガード形状、紐なしのスリッポン構造、かかとのMax Airユニットといった意匠は据え置かれた。

製造はZellerfeld独自の押出ベース3Dプリンターと、TPU系の独自素材「ZellerFoam」が担う。アッパーからミッドソール、アウトソールまでをほぼ一体成型し、最後にMax Airユニットを差し込んで仕上げる構成だ。Zellerfeld側は通気性のあるソックスのような履き心地と全体リサイクル可能性をうたう。多色印刷は2026年初頭にAIRMAX 1000で対応済みで、AIRMAX 95000では印刷後の後付け加飾「Project Nectar」が投入されており、1000.2はその直近の改良の系譜にある。

5月にはAir Max 40周年にあわせた新プログラム「Air Works」も始動し、世界各地のデザイナーをNike本社に招いて3DプリントAir Maxの新スタイルを共同開発する予定だ。靴1足を「製品」ではなく「ビルドの世代」として更新し続ける考え方は、量産品の発売サイクルに3Dプリントならではの反復開発を持ち込もうとする試みでもある。

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Black Nike running shoe with layered upper and visible air unit in the heel, set on a dark background.

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