
メカトラックスが、ラズパイ対応の業務用センサーシリーズの新製品として温湿度センサー(SHT45搭載)を発売した。価格は2万9500円(税別)で、2026年7月上旬から順次出荷する。2026年4月に発売済みのCO2センサーと加速度センサーと合わせ、3種類のセンサーを最大4チャンネル、15mの長距離配線で1台のRaspberry Piに接続できるようになった。
このセンサーシリーズは、PoC(概念実証)から本番導入まで同じハードウェアを使い続けられることを特長としている。工場や倉庫の環境モニタリングをRaspberry Piで試作し、そのまま本番の監視システムに移行できる。試作用の簡易センサーでPoCを始め、本番導入時に業務用グレードのセンサーに置き換えるという二度手間を省く狙いだ。
温湿度センサーはSensirion製の「SHT45」をSUS304ステンレス製の筐体に収めたユニットだ。計測部には多孔質の焼結部材を使い、通気性を確保しながら粉塵や水滴からセンサー素子を保護する。筐体表面は鏡面に近い仕上げで日射の影響を抑え、インターフェース部とセンサー素子の間に距離を設けて熱源の影響も低減した。
接続にはI2Cバス延長技術(エキスパンダ)を使い、センサーユニットとRaspberry Pi上の4チャンネルインターフェース基板を最大15mのケーブルで結ぶ。温湿度とCO2を同じ基板上で同時に測る構成、温湿度センサーだけを複数台並べて多点計測する構成など、用途に応じて自由に組み合わせられる。既存のCO2・加速度センサーと同じ基板・配線方式をそのまま使えるため、追加導入時に新たな配線設計は不要だ。

