
中国の核桃派(Walnut Pi)は、Raspberry Pi Compute Module 5(CM5)と同じ55×40mmの小型コンピューターモジュール「Walnut Pi CM2」を、通販サイトのAliExpressで売り出した。同社は2026年9月22日、公式のGitHubにCM2の資料を加えている。
Compute Moduleは、Raspberry Piの中核部分を小さな基板にまとめたもので、機器メーカーなどが自社で設計した基板に差し込んで使う。Raspberry Piはメモリー価格の高騰を受け、2026年2月2日に、2GB以上のメモリーを積むCompute Module 4と5などの価格を引き上げている。
CM2は、中国Allwinnerの8コアのプロセッサー「T527」を載せ、AIの推論に使う処理装置(NPU)の性能は2TOPSだ。メモリーは1GB、2GB、4GBの3種類で、Wi-Fi 6とBluetooth 5.0、有線LANにも対応する。重さは9.6gだ。OSは、独自のWalnut Pi OSのほか、Ubuntu、Android、Home Assistantを用意している。
販売ページの商品名は「Raspberry Pi CM5互換」とうたう。ただし、公式の仕様を比べると違いがある。CM5は高性能向けのプロセッサーコアを4つ積むのに対し、CM2は省電力向けのコアを8つ積む。映像出力のHDMIはCM5の2系統に対してCM2は1系統、USB 3.0はCM5の2ポートに対してCM2は1ポートで、CM2ではPCIeと同時に使えない。OSの一覧にRaspberry Pi OSはない。既存のCM5用の基板に載せる場合は、公式Wikiで公開しているピン配置を事前に確かめる必要がある。
同社は、CM2を差し込んで使う評価用の基板も用意しており、その基板の設計データを公式Wikiで公開している。
価格は、2026年9月29日時点のAliExpressの日本向け表示で、メモリー1GB・eMMCなしが6431円、1GB・16GB eMMCが8360円、2GB・eMMCなしが9324円、2GB・16GB eMMCが1万1254円だ。いずれも発売記念の早期割引で3割引きになっており、最も安い構成は4502円で買える。送料は別途783円かかる。

