
3Dプリントする部品の取り付け位置と荷重を伝えると、強度を保ちながら材料を減らした形を計算し、造形用のSTLファイルを返すソフトが「topopt」として公開された。AIエージェントから使えるMCPサーバーとして作られ、Claude Desktop、Claude Code、Codex、Cursorなどに対応する。開発元はGitHubのchartergroupで、2026年10月29日にバージョン0.5.0と0.5.1を公開した。
topoptが扱うのは、荷重を支えるのに必要な部分だけに材料を残す「トポロジー最適化」と呼ばれる設計手法だ。その計算の前に必要な条件の設定を、topoptではAIエージェントが受け持つ。利用者は手持ちのSTL、スケッチと短い説明、あるいは言葉だけから始められる。READMEは壁掛けフックや2点で支える歩道橋、100kgを支えるスツールを例に挙げる。エージェントが取り付け位置と荷重の位置を図で示し、利用者はそれを確かめて直す。
計算は利用者のパソコンで動く。topoptは格子の大きさと所要時間を先に見積もってから計算を始め、経過はブラウザーで開くダッシュボードで見られる。結果は造形用のSTLと、質量・剛性・計算時間を記録したファイルで出力する。造形のしやすさや応力の点検、細かい格子でもう一度計算して形を整える機能もある。
READMEの例では、Tシャツ用の壁掛けフックは設計範囲いっぱいの塊なら85.6gのところ25.4gになった。重さは70%減で、パソコン内蔵のGPUで133秒かかった。歩道橋の例は200回の繰り返し計算に39分を要した。WebサイトはApple M1を積んだメモリー16GBのMacBook Airで設計した自転車部品の例も載せている。ステンレス(17-4PH)の金属3Dプリントで造形する想定だ。
対応するのはApple シリコンのMacとLinux(x86_64)で、例を動かすには16GB以上のメモリーが要る。計算とダッシュボードは手元で動くが、AIエージェント側はプロンプトとツールの結果をモデルの提供元に送る場合があるとWebサイトは注意している。実際に造形して荷重を確かめた結果は示されていない。READMEは開発の初期段階としている。開発者の個人名や所在地は記載されておらず、ライセンスはMITだ。

