ELEGOO初のフィラメントドライヤー「H1 HT」、1万399円で85℃対応

Meet the high-performance H1 HT filament dryer — deep drying delivers stable printing

中国ELEGOOは2026年7月24日、同社初のフィラメントドライヤー「H1 HT」を発売した。最高85℃までの高温乾燥に対応し、スプールを回転させながら全体を均一に乾かす。日本での価格は1万399円で、日本を含む6つの国と地域の公式ストアで同日から注文を受け付けている。

FFF方式の3Dプリントでは、フィラメントが空気中の水分を吸うと造形の失敗につながる。表面が荒れたり、糸引きが出たり、層と層の接着が弱くなったりする。ELEGOOはこの原因を断つため、乾燥温度を85℃まで引き上げた。PLAやPETGといった日常的な材料に加え、PAやPCのような高温系のフィラメントにも対応する。Bambu LabのAMS 2.0を上回る温度設定だ。

構造上の工夫は、スプールを回すという点にある。乾燥中に自動で回転させることで熱が全体に行き渡り、内側から外側まで水分の抜け方をそろえる。加えて2カ所の排気口が自動で開閉し、乾燥中は湿った空気を外へ逃がし、終了後は閉じて外の湿気が入らないようにする。庫内には乾燥剤を2個同梱する。

TPUや繊維強化フィラメントのような、曲がりやすく擦れに弱い材料のための専用の出口も設けた。フィラメントを庫内に入れたまま3Dプリンターへ直接送り込める構造で、乾燥させながら印刷を続けられる。前面の3.5インチカラータッチスクリーンで乾燥状態を確認でき、11種類のフィラメント別プリセットから選ぶか、独自の設定を作れる。

安全面では、温度・気流・動作状態を常時監視する仕組みを複数備えた。過熱保護、難燃性の内壁、ふたの開閉検知、ファンの異常検知、異常時の音による警告を組み込んでいる。同梱品はPTFEチューブ、空気圧継手、電源コード、乾燥剤2個、取扱説明書だ。

価格は米国で70ドル、欧州で70ユーロ、英国で62ポンド、カナダで90カナダドル、オーストラリアで149オーストラリアドル、日本で1万399円となる。

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