FabScene公式YouTubeチャンネルで、新作動画を公開しました。
6500年前、ブルガリアの湖のほとりで、誰かが蝋を彫り、金を流し込みました。紀元前13世紀の中国では、重さ832キロの青銅器が鋳造されました。グーテンベルクは活字の鋳型を完成させましたが、その装置は巨額の借金なしには持てませんでした。フォードの工場では東京ドーム7割分の金型棟に4500人の熟練工が働き、いま中国・東莞には金型と金属加工の企業1600社がひしめいています。
3Dプリンターの登場で「製造の民主化」が叫ばれて10年余り。それでも樹脂で印刷した型は1000個ほどで寿命を迎え、鋼の金型は100万回の成形に耐えます。設計ソフトが金型の基本構造を自動生成できる時代に、自由曲面を鏡のように磨き上げる仕上げの研磨だけは、いまも人の手に委ねられたまま。一人前になるには10年かかるといわれる、職人の勘。
なぜ金型だけが、最後の聖域であり続けるのか。6500年の歴史を一緒に紐解きましょう。
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金型の歴史ーー6500年前から民主化を拒む最後の聖域
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