
Amazonのアカウントに縛られていた古いEcho端末を、自宅のHome Assistantで動く音声端末に置き換えるファームウェア「TECHO5」が、MITライセンスで公開された。対象はEcho Show 5(第2世代)、Echo Dot、Echo Spotの3機種で、Alpine Linuxと1本の常駐プログラムを入れると、画面もカメラもBluetoothも使える状態で動く。開発したのは3DNebGuyと名乗る人物だ。
Home Assistant側から見ると、これらは同ソフトが標準で扱う機器の1つとして並ぶ。音声アシスタント、メディアプレーヤー、スイッチ、センサー、機種によってはカメラ、更新用の項目が表示される。Android系のOSもFire OSも入っていない。
呼びかけの検出は端末の側で完結する。「Alexa」を含む4種類の呼びかけに反応し、音楽が鳴っている状況でも聞き取れるよう、自分が出している音を差し引く処理を備える。音声はHome Assistantへ暗号化して送られ、外部には出ない。処理をすべて手元で完結させておけば、インターネットが切れても動作を続ける。
タイマーと目覚ましは、Home Assistantが停止していても端末だけで鳴る。ほかに天気、ラジオ、音楽の再生に対応する。Bluetoothはイヤホンやスピーカーへの出力と、近くの機器を中継する用途の両方で使える。作者はカーネルを再構築してBluetoothを有効にしたと説明する。
更新の仕組みも用意した。Home Assistantの更新カードから無線で配信し、2つの領域へ交互に書き込む。新しい方が正常に起動しなければ自動で前の版へ戻る。SSHは初期状態で無効、鍵による認証のみで、その鍵はHome Assistant経由で配布する。
機種によってできることが異なる。Echo Show 5はタッチ画面に時計、天気、雨雲レーダー、再生中の曲をジャケットつきで表示し、Home Assistantに登録したカメラの映像も映せる。
ソースコードは機種ごとに3つのリポジトリへ分かれており、いずれもGitHubで公開されている。最初のものが2026年9月14日、残りが16日と17日に公開された。

