
イーケイジャパンは2026年9月18日、自作キーボードキット「STEEPLECORE」を9月23日に発売すると発表した。左右に分かれたキーの中央にポインティングデバイスを配置し、手をキーボードから離さずにマウスポインターを操作できる。価格はオープン価格とする。
ポインティングデバイスは2種類を用意した。「TH-602BL」は直径34mmのトラックボールを搭載し、セラミックボール3点支持の構造を採る。同じ直径の市販ボールと交換できる。「TH-602PA」は直径40mmの円形トラックパッドを搭載する。
キーの配列は40%サイズで、数字と記号のキーを省いた。これらはModifierキーとの組み合わせで入力する。配列そのものは一般的なキーボードと同じロースタッガードを採用した。ポインティングデバイスの直下にある3つのキーには、初期状態で左クリック、中クリック、右クリックを割り当てており、変更もできる。
筐体は専用品を用意していない。自作キーボードで広く使われるGH60互換のケースに収まる寸法とし、ケース、キースイッチ、キーキャップは利用者が選ぶ。同社は、専用形状のケースでは保守や改造の難易度が上がるためだと説明する。固定には「GEON X NUXROS KeySnap」を同梱し、シリコン製の部品でケースの側面に基板を保持する。
接続はUSB Type-Cの有線に対応する。別売のBLEモジュールを取り付ければ無線でも使えるが、取り付けにははんだ付けが必要になる。
キットにケース、キースイッチ、キーキャップは付属しない。キーボードとして使うには、MX互換のキースイッチを49個と、キーキャップ、GH60互換の60%ケースを別に用意する必要がある。
同社は開発の経緯について、文字入力の途中でポインターを操作するたびに手を持ち替える煩わしさを解消する狙いだったと説明する。左右分割のキーボードとトラックボールを併用する場合、それぞれが独立しているため位置がずれることも理由に挙げた。キーとポインティングデバイスを一体にすることで、周囲のキーへそのまま指が届き、修飾キーを押しながらのドラッグやクリックまでを腕を大きく動かさずに操作できるとしている。
販売はエレキット公式オンラインショップのほか、遊舎工房とカホパーツセンターが扱う。発売日の9月23日には東京流通センターでTOKYO KEYBOARD EXPO 2026が開かれる。

