3DプリンターとUVプリンターの複合機HeyGears「G1」、Kickstarterで32万円から

中国HeyGearsが、UVプリンターと3Dプリンターを1台にまとめた卓上機「G1シリーズ」のクラウドファンディングをKickstarterで実施している。実行者は開発元のHeyGears本体で、キャンペーンは2026年9月12日まで。1回の造形で色の付いた立体物を作れる点が最大の特徴になる。

卓上のUVプリンターは、平らな面や浅い凹凸に印刷することはできても、立体物をゼロから作ることはできない。一方、FFF方式や光造形の3Dプリンターは立体を作れるが、色の表現には制約がある。G1シリーズはこの2つを1台にまとめ、色付きの立体物、立体的な質感を持つ平面作品、通常の2D印刷の3つを同じ機械でこなす。

上位機の「G1X」が使うのは、Epson製の産業用プリントヘッド「i3200-U1HD」だ。インクの経路を8系統持ち、1000万色以上を表現する。ノズル数は3200個で、1滴ずつ吐出を制御する。6系統のF1080系プリントヘッドを使うUVプリンターと比べ、UV印刷の速度は最大3倍になるとしている。造形の精度は1440×2400dpi、色付き立体物の造形高さは最大150mmだ。

色と透明を1回の造形で両立できる点も挙げている。サポート材には水に溶けるものを使い、工具なしで除去できる。2D印刷では400種類を超える素材に対応し、専用の回転モジュールやフィルム送りの付属品を追加すれば、対応範囲をさらに広げられる。

エントリー機の「G1 Starter Pack」は、民生用のF1080プリントヘッドを積む6系統構成で、立体的な質感の高さは5mm、精度は720×900dpiとなる。こちらは色付き立体物の造形には対応しないが、後からG1X以上の構成へアップグレードできる設計だ。

支援コースは、G1 Starter Packが1999ドル(約32万7000円)、色付き立体造形に対応するG1X Full-3D Packが3599ドル(約58万9000円)。いずれも通常価格からの割引価格で、主要地域では関税と付加価値税を同社が負担する。本体1年保証、プリントヘッド180日保証、クラウドサービス「HeyVerse Plus」の1年分が付く。発送は2026年12月を予定する。

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