
スイッチサイエンスが、Raspberry PiのマイコンRP2350を載せたオーディオ開発基板「Picossci 2 Audio」を発売した。ヘッドフォンアンプを内蔵したDACやSDカードソケットを1枚にまとめ、音楽の再生から自作のポータブルプレイヤーの試作までこなせる。
基板の中心は、Raspberry Piが独自に開発したマイコンRP2350Aだ。同社の「Picossci 2」シリーズの一つで、32MbitのFlash ROMやクロック発振器、電源回路、RESETとBOOTSELのボタン、汎用LEDを1枚に集めている。音声まわりには、DirectDrive方式のヘッドフォンアンプを内蔵したDACのMAX9850を採用した。出力にコンデンサーがいらない方式で、高音質をうたう。
操作や拡張のための部品もそろえた。左右に倒して押し込めるレバースイッチ、音声ファイルを保存できるSDカードソケット、USB Type-Cコネクタを備える。電源は3.3Vで700mAを出せる回路を載せた。これらを使えば、画面のない小型プレイヤーの操作や、楽曲データの読み込みを基板1枚で組める。

拡張のしやすさも特徴だ。グラフィック液晶をつなぐコネクタや、ライン出力、アナログ入力、デバッグ用のSWD端子などは、配線パターンとして用意してある。必要な部品を自分ではんだ付けすれば、用途に合わせて機能を足せる。アナログ入力はGPIO26〜28の3系統を引き出せる。
スイッチサイエンスのウェブショップで販売する。Picossciシリーズは回路図などを公開しており、基板で試した機能を自分の設計にそのまま生かせる。

