
ローランド ディー.ジー.が、デスクトップタイプのDTF(Direct To Film)転写プリンター「VersaStudio BY2-20」を発表した。標準価格は129万8000円(税込、移行の価格も同様)。CMYK各色の500mlインクカートリッジが1万2100円、白インクの500mlカートリッジが1万2000円だ。DTF転写プリンターは専用フィルムにデザインを印刷し、熱転写でTシャツやスポーツウェアなどの布地にプリントする。綿、ポリエステル、デニム、ナイロン、レイヨンなど幅広い素材の濃色・淡色いずれにも対応する。
BY2-20はCMYK+白インクの5色構成で、白インクは500mlカートリッジを2本搭載できる。白インクはDTF印刷で下地として使われるため消費が多く、2本搭載によりインク交換の頻度を抑え、連続印刷時の品質安定にも寄与する。印刷物は洗濯堅牢度が高く、洗濯後の色褪せやひび割れが起こりにくい。インクとパウダーは繊維製品の安全性を保証する国際規格OEKO-TEX Eco Passport認証を取得した。

付属ソフトウェア「Roland DG Connect Designer」はベクターデータの編集、背景除去、DTF印刷に必要な白版データの自動生成を搭載する。外部のデザインソフトを行き来する必要がなく、データ制作から印刷指示までを1つのソフトウェア内で完結できる。RIPソフトウェア「VersaWorks 7」はWindowsとmacOSに対応し、透明やぼかしなどの特殊効果を含む複雑なデータも処理する。
本体にはカッティング機能も内蔵し、転写用シートのほか、グリッター、ホログラム、ラメなどの特殊な熱転写用ラバーフィルムも裁断できる。メディアのセットアップは自動吸着と斜行抑制により簡素化し、素材の種類や厚みに応じた微調整もワンボタンで実行する。本体の操作は電源ボタンのみで、その他の設定はすべてPC上のユーティリティソフトウェアから管理する。
同社のクラウドサービス「Roland DG Connect」にも対応し、プリンターの稼働状況の可視化やメンテナンス管理、インク消費量に基づく原価把握が可能だ。

