Universal Robotsが第7世代を発表、手首の先でカメラと電源を直結

Universal Robotsは2026年9月14日、協働ロボットの第7世代プラットフォーム「Gen 7」をシカゴの工作機械見本市IMTSで発表した。ロボットアーム3機種、制御装置、教示用の端末、手首の先の接続部を作り直し、AIを使う用途をそのまま載せられる構成にしたとしている。

新しいアームは「g-Series」で、UR10g-1750、UR17g-1300、UR18g-950の3機種となる。型番は可搬重量(kg)とリーチ(mm)を並べたもので、既存のe-SeriesとUR Seriesに加わる。

同社が変えたのは、アームの先端でカメラやセンサーをつなぐツールフランジである。従来はここへ配線を別に引き回す必要があったが、g-Seriesのフランジはデータと電源と安全信号を直接通す。同社は、これで配線が減り、カメラや帯域の大きいセンサーをつなぎやすくなるとしている。力覚センサーとインピーダンス制御、リアルタイムのデータ交換(RTDE)も備え、力を感じながらの組み立てや器用な操作に向くと説明する。

制御装置「CB7 Core」は、従来より計算能力を40%高め、体積を30%小さくした。PLC、HMI、MES、産業用PC、視覚システムと複数のネットワークで直接つながるため、外付けのスイッチを減らせるという。単体の箱型と、制御盤に組み込む小型版を発売時から用意し、既存のe-SeriesとUR Seriesのアームにも使える。

ソフトウェアは「PolyScope X」で、オープンAPIとROS 2の通信に対応する。同社は、産業用PCや外部のAI処理装置を使うエッジAIのアプリケーションを組めるとしている。教示用の端末「TP7 Core」は従来より20%以上軽く、フルHDの画面と仮想ジョイスティックを持つ。手首の先には「SP7 Smart Panel」を付け、安全規格に沿った手動誘導、LED、3つのボタンで、作業位置のまま教示できるようにした。

安全面ではISO 13849-1のPLd カテゴリー3の認証を取り、g-Seriesの全機種がISO 10218-1とUL 1740のTÜV認証を受けている。サイバーセキュリティではIEC 62443-4-1のML3を取得したという。

IMTSの会場では、Cognex、Schunk、Robotiq、Inboltなど20社超のパートナーがGen 7上で動く製品を展示している。InboltのCEO、Rudy Cohen氏は、自社の3D視覚がURのコントローラー上で直接動くようになり、外部の視覚用PCも追加の配線も要らなくなったと述べている。

価格と出荷時期は公表していない。

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