ラズパイ5で奥行きを測るステレオカメラ「Vision One」、ソフトを公開

米ミネアポリスのNuvoHardwareは、ラズパイ5で動くロボット向けのステレオカメラ「Vision One」を販売している。ステレオカメラは、2台のカメラの映像のずれから奥行きを計算するカメラだ。価格は、ラズパイ5が付属する構成が229ドル(約3万6000円)、手持ちのコンピューターを使う構成が159ドル(約2万5000円)だ。同社は、カメラを動かすソフト「Nuvo Depth」を2026年10月19日にGitHubで公開した。

Vision Oneは、ソニーのイメージセンサーIMX296を使うカラーのカメラを2台備える。どちらも全画素を同時に露光するグローバルシャッター方式で、2台の撮影の瞬間はハードウェアの信号でそろえる。2台の間隔(基線長)は100mmで、奥行きは1456×1088画素で毎秒10回計算できる。同社が推奨する距離は0.91〜3.66mだ。大きさは156×50×70mm、重さは冷却ファン付きで231gとしている。

Nuvo Depthは、2台の同時撮影から画像の補正、奥行きの計算までを担い、ブラウザーで使う管理画面と、CとPythonの開発キットを備える。ライセンスはGPL-3.0以降だ。同社はInnoMakerのIMX296カラーカメラ2台とラズパイ5、カメラを固定する台で自作する手順も公開している。自作の場合は、ラズパイ5のGPIO17を2台のカメラのトリガー入力につなぎ、1回の露光ごとにNuvo Depthがパルスを送って撮影をそろえる。

ソフトはまだベータ版で、最新は10月23日公開の「beta 8」だ。同社がGitHubに載せた検証報告によると、beta 8では53件の試験が合格し、15件は試験できず、1件が不合格だった。同社は、この公開で量産品としての品質や計測の精度までは確かめていないと明記している。同社のドキュメントは、少人数のチームがAIの支援ツールで開発し、公開する変更はすべて人が確認していると説明する。

製品ページでは、黒と白の2色から選べる。ラズパイ5の代わりにLuckfox Auraを使う構成(199ドル、約3万1000円)は準備中としている。送料と配送の時期は、購入手続きの画面で示すという。

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