WaveshareがラズパイPicoの拡張基板をそのまま使える5GHz対応ボードを発売

Waveshareが、Raspberry Pi Picoと同じ形と端子配置を持つ無線マイコンボード「ESP32-C5-Pico」を発売した。価格は8.99〜9.99ドル(約1380〜1540円)で、アンテナの種類とピンヘッダーの有無で4種類に分かれる。

積んでいるのはEspressifの「ESP32-C5-MINI-1」で、2.4GHz帯と5GHz帯の両方でWi-Fi 6を使える。無線はほかにBluetooth 5のLEと、ZigbeeやThreadに使うIEEE 802.15.4に対応する。ラズパイのPico Wが2.4GHz帯止まりなので、混雑した2.4GHz帯を避けて5GHz帯へ逃がせる点が違いになる。

プロセッサーはRISC-Vの32ビット単一コアで、最大240MHzで動く。SRAMは384KBに低消費電力用の16KBが加わり、ROMが320KB、フラッシュが4MB載る。

端子は2×20ピンで、Picoに合わせてある。同社は「多くのRaspberry Pi Pico用の拡張基板がそのまま使える」としており、すでに手元にPico用のHATがあれば無線を5GHz帯に替えて流用できる。ピンは20本が多機能GPIOで、これとは別にTCA9554というICを経由して6本を拡張する。SPI、I2C、UART、ADC、PWMはGPIOマトリクスとIO MUXを通してほとんどのピンに割り当てられる。

電池でも動く。3.7Vのリチウム電池をつなぐGH1.25の2ピン端子があり、ETA6098の電源管理回路が充電と、充電状態の表示、電池電圧の監視を受け持つ。降圧昇圧のDC-DCにはMP1605GTF-Zを使い、最大2Aを3.3Vで出す。電池の逆挿しを知らせるLEDも別に付く。

4種類の違いはアンテナと端子だ。基板に載せたアンテナを使う「ESP32-C5-Pico」と、外付けのFPCアンテナを使う「ESP32-C5-Pico-U」があり、それぞれピンヘッダーをはんだ付け済みのものが選べる。外付けアンテナは48.0×10.0×0.2mmで、利得は2.4GHz帯で6.49dBi、5.8GHz帯で8.24dBiとしている。金属の筐体に入れるなど、基板上のアンテナでは電波が飛びにくい場所に置くときの選択肢になる。

開発にはESP-IDFとArduino IDEを使える。なお日本国内で電波を出すには工事設計認証が必要だが、同社の製品ページに技適への言及はない。

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