Snapmakerが報酬付き多色3Dモデルの共有サイトをローンチ、金額は印刷時間で算定

Snapmakerは2026年9月21日、多色・多材料の3Dモデルを共有するサイト「Snapmaker Space」のオープンベータを始めた。ヘッドを交換しながら色や材料を切り替える同社の3Dプリンター「Snapmaker U1」などを対象に、モデルと印刷設定をまとめて配布する。公開時点で、U1向けの印刷設定がついたモデルは2500点を超える。

モデルの投稿者には報酬を出す。特徴は、その算定を実際に印刷された時間に基づいて決める点だ。ダウンロード数でも投稿数でもなく、モデルの印刷時間に印刷回数を掛けた累積時間で評価する。途中で止まった印刷も、進んだ分だけ按分して数える。

同社は狙いについて、投稿数やダウンロード数だけで報酬を決めると、単純なファイルを大量に上げる動機が生まれるためだと説明する。累積時間で測れば、小さなモデルは何度も印刷されることで、複雑なモデルは1回の印刷時間が長いことで、それぞれ報酬を得られる。手間のかかる設計に取り組む理由を投稿者に与えるという。

報酬の対象はモデルの投稿だけではない。印刷設定の作成やモデルの評価でもポイントを得られる。ポイントは失効せず、プリンター本体や材料、アクセサリーに使えるSnapmaker Storeのギフトカードに交換できる。ギフトカードの有効期限は1年になる。

モデルは有名なデザイナーから新人、同社の社内チームまでが提供している。サイトは家庭用品、玩具、工具、コスプレ、教育などのカテゴリーに分かれる。

同社でコミュニティー運営を担当するJade Wu氏は、プリンターと材料を作る取り組みを、それらに意味を与えるコンテンツの側まで広げるものだと述べている。多色・多材料の機能が高度になるほど、よく設計され試験されたモデルの重要性が増すとし、良いモデルを見つけやすくすることと、設計し試験し改良する人に明確な動機を与えることを目標に挙げた。業界全体にとっても、プリンターの技術的な能力を印刷の成功につなげるうえで、モデルの品質と作り手の参加が重みを増していると話す。

ベータ期間中は、モデルの検索と投稿の仕組みを改善し、多色・多材料のモデルを増やす。報酬の仕組みについても、運用データと利用者の意見をもとに見直す予定だという。

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